佛壇寺院用佛具塗装専門 神谷商事有限会社

社長挨拶

私どもは、永年にわたり寺院用仏具の製作・修復を手掛け、全国の多くのご寺院様にご採用いただいております。仏具製作で培った伝統の技と技術革新など、三河地方特有の“ものづくり”に対する姿勢が、多くのご支持をいただいているものと感謝しております。

最近、私どもが力を入れて取り組んでおります「木製納骨壇」の開発・製造は、弊社の強みをいかんなく発揮した商品といえます。

納骨壇といえばアルミ製・スチール製が中心で、木製納骨壇の占める割合は決して高いものではありません。なぜなら彫りや塗りなど、荘厳具や高級仏壇と変わらぬ多くの工程を経て作られる木製納骨壇は、僅かなサイズの狂いが致命傷となります。そのため製作工程の多くを熟練した職人が手作業で行っており、大量生産が困難なものであります。

しかし、祖先の霊を敬う納骨壇も荘厳具や高級仏壇と同じように、彫りや塗りに細工を凝らし、荘厳にすることが何よりの供養になるのではないのでしょうか。

弊社では、三年前から木製納骨壇の生産性向上に向けての研究開発に取り組みました。問題解決のため徹底した技術革新と一貫した生産体制の構築により、生産性の向上を二年前に実現。この成功こそ、現代の最新技術と伝統の職人の技の“融合”という弊社が永年にわたり培った“ものづくりに対する熱意”が実現させたものと自負しております。おかげさまで木製納骨壇は全国の多くのご寺院様にご採用いただき、「木の美しさ、木のぬくもりを生かした納骨壇」と高い評価をいただいております。

今後も心のこもった納骨壇をご提供できるよう日々研究を重ねていく所存ですので、何卒、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りたく重ねてお願い申し上げます。

代表取締役 神谷 佳子